今日から補充の人が来た。
パっと見た感じ20代半ばくらいだろうか。
背は俺よりも高くて見た目は体力がありそうだ。
これで俺のワンオペも終わりだ!
今日からは2人体制で楽になる!
楽になる…はず…。
ハキハキと話す感じで、礼儀正しい感じだ。
若い、元気がある、礼儀正しいの3拍子だ!
これは大当たりの人材だ!
しかし、この時点で俺は一抹の不安を感じざるを得なかった…。
ライン長が職場の説明をした後、俺が実務について教える。
実務について教えると言っても、教える事なんてほとんどない。
中卒どころか小卒なら理解できる。
例え、全く言葉が通じない外国人が来ても、身振り手振りで教えられるわ。
ガチでそれくらいのレベルなんだよね。
そして、ライン長が俺が教えているところ凝視している。
以前、夏休みに来た短期バイトが1日で辞めたが俺が変なことを教えたからだと疑われてるからだろう。
もちろん変なことは教えていない。
俺が教わった通りに教えているし、俺も同じ作業を一緒にやっている。
新人に仕事を教えると言う名目で丸投げなんてしていない。
こうして初日は難なく終えた…。
終えたのだが…。
終業後にロッカーでガイ夫さんが話しかけてきた。
『今日の作業をずっと続けるんですか?』、『やる夫さんは辛くないですか?』って話し掛けられたよ…。
ガイ夫さんの顔からは不安と不満の表情が見て取れた。
やはり…そうなるよね…。
『自分はこんな単純作業はしたくない』、『単純作業は辛いからやりたくない』って意味だ。
単純作業は退屈で絶対に嫌、力仕事はもっとの他って考えの人が多い。
と言うか、それが普通なんだろう。
明日…来るかな、ガイ夫さん…。
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