5号機が登場し、その出玉の少なさに絶望する頃、ギャラナイ夫さんは決断を下した。
隣の◯◯県に拠点を移すことになった。
拠点の移動は以前から言っていたので、特に驚きはしなかった。
その時、ギャラナイ夫さんの軍団は10人位いたと思う。(うろ覚え)
都内に残るのは俺とドクオさんとダディだけだった。
(都内に残る=軍団を抜ける)
ダディは何度も俺とドクオさんを誘ったが、ずっと断っていたら、ブチ切れた。
こんなクズ人間の下で動くなんて死ぬほど嫌だった。
ダディは新たに軍団を結成して、俺達に嫌がらせをしてきた。
・打っていると後ろからぶつかってくる
・台をキープするために置いたタバコを捨てられる
・店員に『あの人、ゴトしてますよ』と嘘を言う
・店員に『あの人達、並びを無視して横から入ってきましたよ』と嘘を言う
地味なようだけど、会う度にこれをやられると精神的に辛くなる。
俺もドクオさんも気の弱いコミュ障なので、情けないことに何も言えなかった。
ダディの嫌がらせも辛かったけど、収支が悪くなっていることも辛かった。
4号機が段々と少なくなり、競争率が高くなった。
ドクオさんは『4号機は黙っていても客が付くから低設定でボッタクリ営業をして、5号機の入替え費用を稼いでいる』と言っていた。
ダディ軍団の嫌がらせと、収支の悪さからドクオさんは引退した。
恐らく地元の愛知県に戻って電気工事関係の仕事をすると言っていた。
(ドクオさんは専門学校卒で、電気工事関係の資格をいくつか持っていると言っていた)
俺はその後も1人で打っていたけど、収支がさらに悪くなってきたのでパチンコ屋に行く回数を減らして、遊び程度で打っていた。
前にも書いたけど、俺は実家住まいで生活には困らないニートだから4号機が終わる危機感はあんまり無かった。
狂乱状態が終わって正常に戻るのは当たり前という考えだった。
次回予告
『天誅!ダディ軍団の最期!!』
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