少しだけ見えたギャラナイ夫の真実!

ギャラナイ夫さんは基本的に優しかったけど、遅刻とお金には厳しかった。
代打ちで出たコインは全て特殊景品にしてギャラナイ夫さんに渡すルールだが、ダディは少しだけ勝手に交換して自分の懐に入れたりした。
大当りデータを見ればコインの枚数は分かるので、バレて大目玉を食らっていた。
素直に謝れば良いものの、口答えをして更に怒られていた。
(俺はこの時点で、ダディがクズ人間だと思い始めた)

ある日、俺はギャラナイ夫さんに関する2つのことを知ってしまった。
1つ目は、頻繁に893風の男に金を渡していること。
2つ目は、背中に刺青があること。
ワンポイントタトゥーではなく、本職の人が入れるような刺青だった

これは俺の憶測だけど、ギャラナイ夫さんは元893か準構成員じゃないだろうか。
893に金を渡して設定の情報を教えてもらったり、トラブルから守ってもらったりしている。
あんまりギャラナイ夫さんには深入りしないようにと思った。

この頃は、週に2回~3回はギャラナイ夫さんの代打ちをしていた。
ハッキリ言って楽して儲けていた。
並びのバイトは他の人がやって、キープした台を俺が打つ。
高設定なら昼過ぎまで打って、ギャラナイ夫さんと交代する。
基本的にそこでバイト終了で後は家に帰って寝てもいいし、他のパチ屋に行ってもいい。(この場合は勝ちも負けも全部自分持ち)
たまに、午後からギャラナイ夫さんの指示で、他の店にいるギャラナイ夫さんの仲間と代打ちを交代したりもした。

平均すると、1回のバイトで2万円~3万円もらえるので、半日のバイト代にしては十分過ぎる。

次回予告
『コミュ障はコミュ障を知る!ドクオさんとの友情!!』

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