もう１０年以上前の話しだから言ってもいいだろうと思う。
俺は日雇い派遣っぽいところで働いていた。
確か派遣期間は１週間くらいで、仕事内容は建築資材の荷下ろしだった。
その時、一緒に働いていた50代の男性がいた。
彼とは1週間一緒に仕事をして、それなりに仲良くなった。
そして、最終日に一緒にファミレスでメシを食った。
断っておくが、俺と彼は同じ派遣会社ではない。
彼は遅くらだけど、手配師経由だろう。
ビールを飲んで上機嫌になった彼は、自分が生活保護を受けていると言った。
そして、この仕事は給料手渡しなので役所にバレないと言っていた。
本来なら働いて給料を得たなら、その分は生活保護費から減額されるのだが…。
こういう人はゴマンと居るんだろうなぁ。
上機嫌な彼は続けて面白い話しをしてくれた。
精神病で働けないと偽って生活保護を受けて、処方された精神病の薬を山谷の泥棒市で売っている人もいるという。
間違いなく薬事法に違反してる。
もう10年以上前の話しだから今も同じなのか知らない。
でも間違いなく当時はこういう人がいたよ。
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