底辺中年の日雇い派遣5 待機も仕事!

新年一発目の日雇い派遣だった。
昨日のアルコールも残っていないし、体調は万全だ。
今日から2日間は同じ職場で仕分け作業をする。(残り2日間も仕分けだけど、職場が変わる)

職場に入ったと時、これから仕分けるであろうダンボールが大量にあって嫌な予感がしたわ。
社員の人もピリピリした感じで、今日はハズレかと思ったよ。

案の定、午前中はかなり忙しかった。
軽いダンボールは放り投げるわ、力任せに押し込むわ…。
荷主が見たら激怒するような感じだったよ。



昼休憩の時には、足腰がガタガタになっていた。
午後も同じ作業なら死ぬ。
そして、明日の仕事はどうしようか…ってマジで悩んだ。
バックレるか、親戚に死んでもらうか…?
自分の中で何かが研ぎ澄まされていくのを感じた。

しかし、奇跡が起こった!

どうやら荷物を載せたトラックが来ないらしい。
出社したときにあった荷は仕分け終わったのに、次の荷が来ない。

そこで日雇い派遣には待機が命じられた。
社員さんは忙しそうに電話したり駆け回っていた。

結局、14時位から定時までずっと待機していた。
職場は「日雇い派遣なんて構ってらんねー、トラックどうした!」って感じだった。
何となくだけど、渋滞に巻き込まれたとかじゃなくて、手違いがあった感じだと思う。
俺たち日雇いにはこれ以上無く理想だった。
俺はずっと温かいロッカールームでうたた寝していた。

でも、1個だけ不安がある。
明日もこの職場で働くんだよね。

今日の反動でメチャクチャ忙しかったら嫌だな…。



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