新班長との邂逅

ギスギスした雰囲気を感じながら仕事をしてきた。
まぁ、元から仕事中は私語禁止だし、ギスギスした雰囲気はあったんだけどね。

午前中の休憩時間は喫煙所で過ごした。
俺が喫煙所にいると、俺の班の作業員は誰も入ってこない…。
そうかそうか、そこまで嫌わているのか。
ならば、休憩時間中はずっと喫煙所に居座るつもりだ。
ニコチン摂取できずに可哀想だな、ざまぁって思ってた。

そしたら…。

クセのある新班長が入ってきた。
そして俺の顔を見るなり、あの日のことを聞いてきた。
出社した作業員のうち、ベテランは何人くらいいたのか?とか、前もって出社の可能性があると言われていたのか?とか…。
文句言われるかと思っていたら、意外とまともな事を聞かれたよ。



結局、今の班長が悪いということをずっと言っていた。
教育が悪いとか、見込みが甘いとか、人数は足りてんだからとか…。
(人数は足りてなかったと思う…特に午前中は)

休憩時間が終わりそうになっても、俺に話しかけてくる。
適当に相づちを打っていたら、仕事以外のことを話しだした。

俺の住んでる場所を答えたら、最寄り駅の近くにあるパチ屋のこと言われた。
昔からあるパチ屋で、パチスロ4号機時代には何度も行ったことがある。
10年位(もっと前かな?)に店の名前が変わって営業していることを言ったら、『そうそう、今は名前変わったんだよな!』とか言って、急に饒舌になった。

結局、休憩時間を10分位オーバーしてようやく開放された。
クセがあって付き合いにくい人だけど、嫌われなくて良かった。
ギャンブルが好きなことがわかったので、やらない夫さんともウマが合うかな?
今度やらない夫さんにも話してみよう。



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