心を打つ動画

仕事について書くことがないので、印象に残ったテレビを紹介しようと思う。

フリーター漂流
放送:NHKスペシャル(2005年)

電子部品工場で働く『派遣社員』を特集して、大反響を呼んだ名番組。
派遣社員というか、『派遣工員』のリアルを写している。
ヤンキーっぽい中卒は社員とケンカして製品をブチ撒けてバックレる。
北海道出身の35歳の中年は、また他の派遣会社へ行った。
22歳の妻を持つ25歳の優男は派遣会社を辞めて妻と一緒に直接雇用(バイト)になる。

この番組が放送された時は、俺はスロプロを引退する1年前くらいだった。
まだ稼げた時代だったので、まさか自分がテレビの中の彼らと同じ人生を歩むことになるとは思ってもなかった。

派遣工員ってどんなの?って思う人がいたら『フリーター漂流』で検索してください。

さすらいの“シャケバイ”
放送:ドキュメント72hours(2014年)

俺の大好きなドキュメント72hoursで放送した『シャケバイ』の実態。
シャケバイってのは、簡単に言うと北海道で鮭の加工工場で働く季節労働のこと。
楽天的なバックパッカーもいれば、自分の将来を不安に思う32歳女性もいる。
シャケバイの人たちが昔使っていた古い寮を取材した時、かつてのシャケバイ仲間の落書きが印象に残った。
『もう来るもんか!でもまた来るだろう…』



東京ガード下 酔いどれ人生 追悼編
放送:ザ・ノンフィクション(2002年)

荒川区で暮らす高齢の母親と、その息子の中年ニートと、世話焼きなニートの兄貴分の物語。
3人とも酒が好きで、特にニートは母親から金をせびって昼から酒を飲むアル中。
母親は息子を叱るが、結局お金を渡してしまう。
兄貴分もニートを叱るが、最後は3人で酒盛りをする。
さて、この物語をどう解釈すれば良いか俺は悩む。
3人が織りなすドタバタ人情喜劇か、3人が支え合い寄り添って生きていくが悲しい最後を迎える悲劇か…。

漂流家族
放送:ザ・ノンフィクション(2009年)

とにかく後味の悪い。
もはや悪い意味で神回だと思う。

埼玉から北海道の田舎町に移住する竹下さん一家。
父、母、娘6人の8人家族!
(3年間は市が無料で住居を提供する)
3年後、家を建てる金が無いのでお隣さんが連帯保証人になる。
その後、仕事で上層部と対立して退職する。
埼玉へ引っ越して働くも、またトラブルを起こして退職する。
なんと、埼玉に来てから北海道時代に建てた家のローンはフル無視してた!
保証人キレて埼玉の竹下家へ来る!
最後は色々あって疲弊した母親が失踪する。

散財するわ、仕事は辞めるわ、ローンの催促バックレて保証人に迷惑掛けるわ、母親は失踪するわ…。
結局ね、ここまでテキトーな人間でも生きて行けるんだな…って、思ったよ。
かなり後味が悪いので、無理に見る必要ないと思う。
ただ、悪い意味でインパクトのある番組だった。



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