ジョイメカファイトの思い出

俺が小学校6年生の頃のちょっと切ない話しを思い出したので書く。
1993年(平成5年)の時はストリートファイターⅡ(ストⅡ)が大人気だった。
スーファミでも発売され、もうストⅡが強い奴がクラスで一番偉いみたいな感じだった。

そんな中、同じクラスにA君という男子生徒がいた。
俺はA君と帰る方向が同じなので、よく一緒に帰っていたので仲が良かった。
A君は親は教育熱心で、勉強の邪魔になるという理由でスーファミを買ってくれなかった。(ファミコンは持っていた)
さらにゲームセンターにもいくことも禁止されていたので、A君はストⅡの話題に入れなかった。

そんなA君がファミコンで発売された格闘ゲームの「ジョイメカファイト」を買った。




A君は思いっきりバカにされた。
厳しい親にお願いして買ってもらったであろうジョイメカファイトに誰も興味を示さなかった。

ちなみに俺は一度だけA君の家でジョイメカファイトをやった。
ファミコンにしては面白いと思うけど、やっぱりスーファミのストⅡの方が断然面白い。

ちなみにジョイメカファイトのパッケージ↓

その後もA君は「ジョイメカA君」と呼ばれたりしてバカにされていた。
このことを思い出したとき、ストⅡの話題に入れないA君の寂しそうな顔を思い出す。

その後、A君は私立の中学校に合格した。
今ではエリート人生を歩み幸せな家庭を持っていると信じたい。




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