パチスロひとり旅ゴールドを思い出す

今の会社なんだけど、これ、あの漫画そっくりの会社なんだよね…。

作者の名波誠さんって人の実話なんだけど、証券会社の営業マン時代に客の損失を自腹で補填して借金抱えて退職する…。

そこで超絶ブラックな浄水器の訪問販売の会社に就職する。
休日出勤、罵倒なんて当たり前、時には殴る蹴るの暴行を受けるような超絶ブラック企業で、社員がどんどんバックレて、入社半年でも勤続年数が長い方って言われるような会社。
そこでA先輩という作者の人生を大きく変える人と出会う。

ある日、A先輩がバックレる。すると作者にA先輩から電話が来る。
今働いている会社で一緒に働こうと誘われ、超絶ブラック企業で我慢の限界だった作者はA先輩の誘いに乗ってバックレる。
A先輩がいる会社に入社するけど、これもかなりのブラック訪問販売企業だった。
(ただし、最初の浄水器販売の会社よりもマシ)
ある日、A先輩は寝たきりのお年寄りから強引に契約を取るが、それが問題となってしまう。
問題を起こしたA先輩は会社に出社せずにバックレる。
そしてまたA先輩から作者に電話が来て、『すごく良い会社で働いているから来ない?』と誘われた。

作者はA先輩を信じて会社をバックレて、A先輩の会社に入社する。
そこそこ良い企業で、給料も良かった…。
だが、社長がカジノにハマって会社の金をつぎ込んでしまう。
給料未払いが続き、作者の借金は膨らむばかり。

全てが嫌になった作者は唯一の財産の車に乗って、覚えたてのパチスロで借金を返すことを誓って旅に出る…。

って感じで、当時は4号機が絶賛稼働中だったので見事借金を返済することができる。
(本当は本の印税でもっと早く借金を返せたんだろうけど)

当時スロプロだった俺は、この作者の神様と崇めていたんだよね。

パチスロを知らなくても全く問題なく読める。
と言うか、パチスロの話はほとんど出てこない。
超絶ブラック企業とは何か、そこで働く人達はどんな人か、バックレが当たり前の職場とはどんなものか?ってことが分かるヒューマンドラマっぽい感じ。

今の俺の会社は作者が経験した2社目の企業(証券会社は除く)って感じだな。
暴力はないけど、すごいプレッシャーを掛けられる。

もう一度書くけど、パチスロを知らなくても全然問題ないのでぜひ読んで欲しい。

本の題名は『パチスロひとり旅ゴールド』で全3巻です。
同じような題名に『パチスロひとり旅』ってのがあるけど、こっちがパチスロが主体の本編です。こっちはパチスロを知らないと読めないかもしれない。

『パチスロひとり旅ゴールド』ね。題名に『ゴールド』が付くほうね。

アマゾンとか楽天で簡単に買えるので、超オススメ。

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