化学系の工場をバックレたときの話し

求人サイトで派遣の仕事を見ていたら、俺が10年くらい前にバックレたと思われる工場の求人があった。会社名は出てないけど最寄り駅も同じだし、仕事内容もほぼ同じだった。

思い起こせば、あの頃は貯金もあったし今より社会を舐めていたよ。
20代後半~30歳位までが一番バックレが多かったと思う。
真面目に働いている人からすれば、今でも十分社会を舐めてるだろ!って思われるけど、今の俺よりずっとヒドかったわ。

この仕事は、派遣会社に登録して次の日から働くことになった。
都心にある派遣会社に面接に行って、『とにかく明日から働いて!』って強く言われたので覚えている。

仕事内容はクリーンスーツ?を着て、工場で単純作業をする。
初日に班長から「君に仕事教えてくれる先輩だ」って言われて、DQNっぽい人を紹介された。

二人で工場に入る前にクリーンスーツに着替えていると、先輩が「あ~仕事教えるの面倒くせぇ」って俺に聞こえるように言っていたので、自分が歓迎されていないことを知った。

班長からは『初日だしA装置とB装置の補充だけやってもらうから、教えてあげて』って言われてたんだけど、先輩はA装置の使い方しか教えてくれなかった。
『あとは何かあったら呼べ』とだけ言って自分の持ち場に戻ってしまった。

ランプが光ったら純水(?)を補充するだけの簡単な作業だった。
ただ、A装置は何台かあるので10分に一回は純水を補充していた。

午後になっても同じ作業をやっていたら班長が来た。



B装置の仕事をしてほしいと言われたけど、俺は知らない。
正直に『教わってない』と言ったら、『えっ?』ってなった。

その後、工場の隅で先輩が怒られていた。
気になったので近くまで寄って聞き耳を立てたら、結構マジな感じで怒られていた。

偉そうに威張っていた先輩が、『はい、すみません』と謝っているのを聞いて吹き出しそうになった。本人の前で『新人に仕事教えるの面倒くえ』とか言われたので、内心は『ざまぁw』って思っていた。

午後の休憩の時、ロッカールームで先輩が絡んできた。

先輩は俺が班長に告げ口をしたと思っていた。
あれは班長がB装置の作業をやってくれと言ったから発覚したのであって、俺からチクったわけじゃない。
こういう時に理由も背景も聞かずにただ怒り出すDQNが大嫌いだ。

豆腐メンタルで、今よりも社会を舐めていた俺は『明日は来たくない』と思った。
そして、俺の中で刀が研ぎ澄まされてゆく…。

嫌・即・逃!!!



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