キル夫とマリオ

日曜日のこと、キル夫と昼メシを食いに行ってきた。
ファミレスでダラダラと過ごしてきたよ。

話題はキル夫の職場で、キル夫と同じ派遣会社から来てるマリオについてだ。

簡単に言うと、キル夫と同じ立場なのにキル夫の上司ぶって、仕事は全部キル夫に丸投げする恐ろしく迷惑な人だ。

先月末に所属している派遣会社の営業と面談があるので、そのときに『マリオは使えない!マリオがいるなら、俺は辞めたい!』と大博打を打つと意気込んでいた…。



何のことはない、キル夫が大博打を打つまでもなく派遣先からの評価が悪く契約更新は無しになったそうだ。

『派遣先がまともでよかった!』、『ちゃんと見ててくれて嬉しい!』とキル夫は言っていた。

でも、ちょっとだけマリオの事を心配していたよ。
キル夫はちょっと情に脆いところがあるんだよね。
もし、マリオが『今度からは自分が率先して働きます!』って言ったら、キル夫は派遣先に『マリオの契約を切らないでください!』ってお願いするだろうな。
まぁ、そんなことしてもマリオの契約更新はありえないと思うけど。

とりあえずキル夫が割を食うことが無くなったので、良かった。

今度はマリオがどんな人間だったかを詳しく聞こうと思う。
きっと面白い話しが聞けそうだ。



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