不思議な体験5 奇妙な間違い電話

結構前にキル夫に『ブログに書きたいから、怖い話とか無い?』って聞いたことがあるんだ。
キル夫は自称・霊感がゼロらしく、幽霊を見たことは一度も無いそうだ。
ただ、一度だけ不思議な体験をしたと言った。
以下、キル夫の話し。

母親が死んで親父の実家の近くに引っ越した時だけど…新しく部屋を借りたんだよ。
引越しが終わって落ち着いたときに、家の電話が鳴ったんだ。



何のことは無い、ただの間違い電話だった。
ワタリさんですかって聞かれたから、違いますって答えたんだよ。

そしたら、また次の日も電話が来て、ワタリさんですか?って聞くんだよ。
前の間違い電話とは違う人だと思うんだけど、どっちも落ち着いた中年女性だったと思う。

それから数日後に携帯電話を買ったんだ。
母親が死んで東京を離れたし、通信会社を変えたんだよ。
そうすると(当時は)当然、電話番号も変更になるよな。

新しい携帯電話を買ってきて設定をいじってるときに、携帯電話に着信があったんだよ…。
買ってきたばっかりで誰にも番号を教えてないんだよ。
一瞬、呆然としたけど、もしかしたら携帯電話ショップの人かと思って電話に出たんだ。
この番号を知っているのは携帯電話ショップの人だけだと思ったから。
そしたら…。

電話の向こうからは、大人数の人が話してるような喧騒が聞こえてきた。
居酒屋の雰囲気だったよ。
こっちが何を言っても返事が無いんだ。

あ、これは間違い電話だと思ったんだよ。
一応、大きな声で『切りますよ!』って言ったんだ。
そしたら、喧騒の中からはっきりとした声で聞こえたんだよ。

『あ~…だめだ、ワタリさん電話でないよ!』



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