現場仕事は意外と楽なことを知っている

朝早く起きて工務店まで自転車で行った。とにかく寒い。

工務店に到着して社長に挨拶して書類を書いて、皆の前で自己紹介して…と、一連の流れを済ませて貸してもらった作業服に着替えた。

「じゃ、先輩のやらない夫君と一緒に現場行って」とだけ言われて、軽トラに乗った。

やらない夫さんは、俺と同い年くらい。どちらかというと無口な感じで、現場までの30分位はほとんど無言だった。

現場は大きめのビルの増築工事?みたいな感じで、古くなった電線を外して新しい電線を取り付けるだけ。

どんなバカでもできる仕事だった。体力に自身の無い俺でも楽勝だった。もう少し力仕事かと思ってたので拍子抜けだったな。

工期ギリギリで火を吹いてるような現場じゃなきゃ、電気工事って楽なんだよね。今までのバイト先で色んな人から話を聞いて、鳶さんや鉄筋さんより全然楽だと予想したけど、大当たりだった。

入ったばかりの素人に危ない仕事をさせるわけないし、簡単な作業の現場に回されるのは予想してた。後は現場の人間関係だけが問題だけど、とりあえず初日は問題なかった。

午後4時ごろに古くなった電線を外した。

電線は銅だから高く売れるってのは知ってるけど、そんな泥棒みたいな奴が現場にいるのか?って、思ったよ…。

でも、やる夫さんが戻ってくるまでの約30分の間に…

『◯◯工務店さん、その電線使わないでしょ?ウチの方で捨てておこうか?』

『その電線、捨てるならウチで引き取るよ!』

『捨てるの手伝ってあげようか?』

変な奴らが次々と声かけてきやがった!俺はかなりパニックになった!

現場の強面がニコニコしながら話し掛けてるって超怖い!!

何とか電線は死守できた。

仕事自体は続きそうだけど、現場って好きじゃないんだよね。風が吹くと寒いし、現場までの移動時間は給料にならないし…。室内で仕事ができる工場のほうが好きなんだよね。

転職活動は今後も続けるつもり。



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